はじめに

第50回日本PTA東北ブロック研究大会 秋田大会開催

 平成30年9月15日から、秋田市を会場に、「第50回日本PTA東北ブロック研究大会 秋田大会」が開催されています。秋田県での開催は、東日本大震災のあった平成23年以来で、前回は一日開催の大会でした。
 大会主題「つながろう東北 深めよう絆 美の国秋田で学びあおう~未来を拓く子どもたちのために~」のもと、東北各地から約1,800人の会員が参加し、昨日(15日)は6つの分科会に別れて研究討議が行われました。本日(16日)は、秋田市文化会館において全体会が開催されます。

第1分科会 

 

テーマ:学校編成に伴うPTAのこれから

会 場:秋田県JAビル 大ホール

 東北全域から多数の皆様にご来場いただき、群馬県立女子大学の佐々木尚毅教授の基調講演と3名のパネリストによるパネルディスカッションが行われました。
 学校再編成に伴うこれからのPTA組織の在り方について、学校・家庭・地域が一体となり、地域の宝である子供たちを如何にして育てていくか、そのためには、PTAがどのようにして関わっていくべきなのか、パネリストの方々も身近な問題なので、活発な意見交換が行われました。
 少子化に伴う学校再編、所属地域の広がり、そこではいろいろな弊害も起きてきます。
 私たちPTA会員一人ひとりが声を掛け合い、学校・地域と連携を取りながら地域の宝を育てていかなければと思いました。

 
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第2分科会 

テーマ:「対話」言葉で築くコミュニケーション

会 場:秋田拠点センターアルヴェ 多目的ホール

 SNS、スポ少や部活、PTA活動と子どもたち、そして、大人もコミュニケーションの取り方が大きく変化してきております。
 いかに「想い」をつなぐコミュニケーションを築いていくか、それぞれの想いをワールドカフェ形式で語り合いました。
 SNSは使い方を間違えればトラブルに発展するという意見もある一方で、すぐに伝えることができる有効なコミュニケーションツールにもなるという意見や、部活やスポ少ではコミュニケーションの大切さを自然と学んでいるという意見も出されました。
 「飲みゅにケーション」や「大人の行動が子どもに反映される」など、それぞれの思いを語り合い、色々な気づきや共感を得る事ができた会となりました。

 
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第3分科会 

テーマ:家庭と学校と地域で考える心の教育

会 場:秋田市にぎわい交流館AU 展示ホール

 人間の根本は命、命の根本は心であることを踏まえ、今回の基調講演とパネルディスカッションで「心の教育」について改めて考えました。
 基調講演では、講師の腰塚勇人氏から、事故で人生が一変したものの、心を絶望から救ったのが周囲の応援と励ましであったこと、それが日常に大切な幸せがあると気付かせてくれたことなどのお話がありました。
 パネルディスカッションでは、コーディネーターの森川氏から、心の教育とは、家庭が教育の原点であり、出発点だとのお話がありました。また、パネリストの田中氏が心掛けていることは子どもからの呼びかけを後回しにしないこと、橘氏からは、ITと共存する現代でハウスルールを親子で作り守ることが大切であること、兼子氏からは、スキーを通して実父から心の持ち方と強さを教わったことなどが話され、学校、家庭、地域を繋ぐ核となるスーパーバイザーの安藤氏から、親が子どもを認めることが大事、さらに親が元気であれば家庭が元気だとの話が添えられました。

 
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第4分科会 

テーマ:健康な身体づくりから考える健全育成

会 場:秋田市中央市民サービスセンター センタース 多目的ホール

 第1部では、基調講演として、元NHK「ためしてガッテン」演出担当デスク北折一氏をお招きし、子どもの心に届く健康づくりとは何かについてご講演をいただきました。
 第2部では、パネルディスカッションとして、増加している「小児肥満問題」を取り上げ、県内外3名のパネリストから自身の取組みやデータについての発表がありました。
 続いて会場全体での討議となり、コーディネーターから参加者への質問を交え、活発な議論が展開され、小児肥満解消に向けた「親としての取組みのきっかけ」を考えるとても有意義な分科会となりました。

 
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第5分科会 

テーマ:郷土文化がつなげる地域連携

会 場:秋田市にぎわい交流館AU 多目的ホール

 第5分科会では、少子高齢化が進む現在、郷土の地域文化を子どもたちに伝えるための様々な取り組みに対して、PTAとしてどのように関わっていくかについて話し合われました。
 実践発表では、宮城県、岩手県、福島県、秋田県内3地域、計6名のパネリストから地域連携の取り組みについての発表があり、その後のパネルディスカッションでは、たくさんの意見交換がなされ大いに盛り上がりました。
 これからのPTAの在り方として、「地域と子どもたちとのつなぎ役」となって世代間交流を推し進めることが期待されます。保護者も地域の一員として、学校も巻き込んだ連携を図りながら、活動の活性化を目指していきたいものです。

 
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特別分科会 

テーマ:イクメン時代の家庭教育

会 場:秋田市文化会館 小ホール

 特別分科会では、男女共生社会である現代の子育てに必須といわれている「イクメン」について、父親・母親両方の立場から討議しました。
 基調講演では、秋田イクメンネットワークの本田正博氏が、パートナーとの上手な関わり方など様々なイクメン体験事例や、本当の目指すべきゴールは子育てで培った経験を地域で生かす「イキ(域)メン(MEN)」であると熱く語っていただきました。
 引き続き行われたパネルディスカッションでは、経験豊富なパネリストの皆さんの様々な体験談だけでなく、コーディネーターを巻き込んだ、父親・母親それぞれの立場からさらに熱い討(闘)議が行われました。

 
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【主催】東北PTA連絡協議会、秋田県PTA連合会
【主管】秋田市PTA連合会
【後援】文部科学省 公益社団法人日本PTA全国協議会 秋田県 秋田県教育委員会 秋田市 秋田市教育委員会 秋田県小学校長会 秋田県中学校長会 秋田県小・中学校教頭会 秋田県高等学校PTA連合会 朝日新聞秋田総局 毎日新聞秋田支局 読売新聞秋田支局 産経新聞秋田支局 秋田魁新報社 河北新報社 北羽新報社 NHK秋田放送局 ABS秋田放送 AKT秋田テレビ AAB秋田朝日放送 エフエム秋田